店長山本です!

毎日のように35度を超える猛暑日がつづきますが、
この暑い夏をみなさまいかがお過ごしでしょうか。

山好きの皆さんはやはり山に行っていますね!
これだけ暑くても標高2,000m以上のエリアは天然のクーラーが効いているかのように涼しいです。

営業しているとハイキングの準備や下山後に立ち寄ってくださる方の話を毎日のように聞けるので、色々な山の情報を聞くことができます。
その中でもよく皆さんが行っているのは北アルプスですね。

 

夏山といえばやっぱり、北アルプス!

(薬師岳カール)

 

今回は 福井・北陸の方向けに北アルプスのあれやこれや を ざざっと まとめた記事となっています。

はじめての北アルプスを目指す方に向けてまとめていますが
またベテランのハイカーの方にもシーズン前にさっと目を通してもらえると計画がスムーズになるかもしれません。


皆さんの今後の北アルプスハイキングの一助になれば幸いです。


 

日本アルプスの歴史、名付け親は誰?

 

先日の白山のブログ記事でも少し触れましたが、かつて山は信仰や生活の場でした。
北アルプスが「登山の対象」として世界に知られるようになったのは、100年と少し前の明治時代のこと。

江戸時代までは、僧侶の修行や信仰のための登拝が中心でした。
槍ヶ岳に初めて登頂したのも、播隆(ばんりゅう)上人というお坊さんでわずか150年ほど前のこと。


その後、イギリスの炭鉱技師ウィリアム・ガウランドがヨーロッパのアルプス山脈にちなんで「日本アルプス」と紹介したことがはじまり。
その後、「日本近代登山の父」としても知られる宣教師ウォルター・ウェストンがその魅力を世界に発信し「日本アルプス/北アルプス」が定着していきます。


(北アルプス北端 親不知のウェスタン像)

明治以降、登山道や山小屋が整備され、私たちのような一般のハイカーでも北アルプスの大自然を楽しめるようになりました。

 

広大な北アルプス、5つのエリア紹介

北アルプスは、大きく5つのエリアに分けられます。
 それぞれに全く異なる魅力と特徴があります。

 

① 後立山連峰 (うしろたてやまれんぽう)

白馬岳、鹿島槍ヶ岳など 黒部峡谷の東側に連なる大パノラマの稜線。比較的アクセスしやすく、高山植物の宝庫。


(白馬村から白馬三山を望む)

 

② 立山連峰 (たてやまれんぽう)

剱岳、立山など 黒部峡谷の西側。立山信仰の聖地であり、「岩と雪の殿堂」剱岳を擁する。

(立山室堂平周辺)

 

③ 槍・穂高周辺

槍ヶ岳、奥穂高岳など 日本屈指の岩稜帯が連なる、アルピニスト憧れの核心部。

(表銀座から槍穂高稜線を望む)


 

④ 表銀座 (おもてぎんざ)

燕岳、常念岳など 槍ヶ岳を眺めながら歩ける見通しの良い縦走路。アクセスもよく華やかで展望の良い人気の高いエリア。

(大天井岳から燕岳方面)

 

⑤ 裏銀座 (うらぎんざ)

水晶岳、鷲羽岳など 北アルプスの最深部。静かで奥深い、玄人好みのロングコース。
"北アルプス最後の秘境"とも呼ばれる雲ノ平へ足を伸ばす方も多い。

(烏帽子岳と裏銀座縦走路)

 

どのエリアもそれぞれ特色があり気候や植生も少しずつ違っています。
色んな山に登り、稜線を歩き、山を眺めていくことにより、少しずつ立体的に山を楽しめるようになっていきます。

何度行っても新しい景色を見せてくれるのが北アルプスですね!

※笠ヶ岳、乗鞍岳は単体で見られることも多いため今回は割愛しています

 

福井から行くならココ!代表的な登山口


北陸からとても近い北アルプス。
福井からでも3〜4時間ほどでアクセスできる場所がとても多いです。

福井からのアクセスを考えると、北陸道経由でアクセスできる立山や白馬-大町周辺の後立山連峰。
また、中部縦貫道経由でアプローチしやすい岐阜県側・長野県松本側の登山口が特に便利です。

① 後立山連峰

  • 八方 (はっぽう) [長野]

    • 八方尾根から唐松岳、白馬岳、五竜岳へ。

    • 福井から車で約3時間半。
      【MAP】

    • 八方尾根スキー場のゴンドラとリフトを活用すれば一気に標高を稼げます。
  • 扇沢 (おうぎさわ) [長野]

    • 鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳へ。

    • 福井から車で約4時間。
      【MAP】

 


② 立山連峰

  • 室堂 (むろどう) [富山]

    • 立山、剱岳へ。

    • 立山ICから立山駅周辺に駐車→アルペンルートで。
      【MAP】

    • 福井から車で約2時間半+アルペンルート乗車約1時間。 

    • 春は雪の大谷、夏はハイキング、秋は紅葉で1年中すごい人

 

  • 折立 (折立) [富山]

    • 薬師岳、黒部五郎だけ、雲ノ平へ。

    • 立山ICから有峰有料自動車道経由で。

    • 福井から車で約3時間。
      【MAP】


③ 槍・穂高周辺

  • 上高地 (かみこうち) [長野]

    • 槍・穂高連峰への最大の拠点。

    • 福井から平湯あかんだな駐車場まで車で約3時間。そこからバス。
      【MAP】

    • 日本屈指の山岳リゾートでもあり、ゆっくり滞在もおすすめ。

  • 新穂高温泉 (しんほたかおんせん) [岐阜]

    • 西穂高岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳へ。

    • 福井から車で約3時間。
      【MAP】

    • 新穂高ロープウェイで一気に標高を稼ぐことも可能。

 

④ 表銀座

  • 中房温泉 (なかぶさおんせん) [長野]

    • 北アルプスデビューに人気の燕岳や表銀座縦走の入口。

    • 福井から車で約4時間半。
      【MAP】

  • 三股 (みつまた) [長野]

    • パノラマ銀座とも呼ばれる蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳へ。

    • 福井から車で約4時間半。
      【MAP】

 

⑤ 裏銀座

  • 高瀬ダム (たかせだむ) [長野]

    • ブナ立尾根を経由して烏帽子岳へ

    • 信濃大町駅から登山バス乗車で35分、そこから特定タクシーに乗車
    • 福井からトータル5時間程度
      【MAP】

     


 

山で泊まろう


日帰りでも行ける北アルプスの山もありますが、せっかくの山時間。
1泊でもいいので泊まりでいけるとより楽しいですし、できれば2泊3日以上だとどっぷりと山の世界を味わうことができるのでおすすめです。

以下に、小屋泊とテント泊の特長を簡単にまとめています。

 

山小屋泊

・快適な宿泊施設、食事と睡眠をしっかりことができる。

・宿泊料金が高い(1泊10,000~15,000円程度)

・日帰り+@の荷物のため、そこまで重くならない。

・山岳文化や歴史、コミュニティに触れることができる

(太郎平小屋)

 

テント泊

・衣食住、全てを背負って歩く。自分で全て決められる

・宿泊料金が安い(1泊1,000~2,000円程度)

・荷物が重くなりがち

・天候によっては宿泊できないことも

(涸沢ヒュッテテント場)


山小屋泊、テント泊、それぞれ魅力たっぷりでぜひどちらも体験していただきたいです。

山でゆっくりするのか、ガシガシあるくのか、ソロなのかグループなのか、同行者の体力はどうか、予算面、などを考慮してどちらかを決めましょう。

近年では山で宿泊する方も増えており、人気のある山小屋やテント場などは予約必須となっております。
詳細は各山小屋のホームページ等でご確認ください。

 

 

山行計画のススメ


最初は誰かに連れて行ってもらったり、グループで行ったりすることが多いとおもいますが、計画からが楽しいのが北アルプス。
ぜひ自分自身で行きたい山を決めて、ルートを組んでみてください。

予めルートや行動計画を自身で決めておくことができれば、より山が楽しくなります!

 

■山行計画

・日程の決定と、登山口&下山口の決定

・各日の行動計画

・宿泊計画(小屋orテント泊)

・荷物の準備(パッキング)、軽量化の検討

・ウェアの準備

・食料(水分)計画

・安全管理、緊急時の対応

 

などなど、考えること準備することは多いですが、何度か回数を重ねていくうちにスムーズに計画や準備はできるようになります。




最後に

多くのハイカーが魅了され、足繁く通う方も多い、北アルプス。
今年も夏山シーズンははじまったばかり。この夏中の計画もいまからでも間に合います。


迷うことがあれば、まずは店頭にてお気軽にご相談ください!
装備面だけでなく、山行計画についてもできる限りのアドバイスをさせていただきます。


さあ、今年も夏の北アルプスを思いっきり楽しみましょう!