店長山本です!

5月の後半から6月にかけて、爽やかな日が続きます。
雨も増えてくるこの時期、店の裏庭の草の伸びもより一層早くなっています。

例年この時期に一度草刈りをするのですが、草を刈った後の緑のにおいを嗅ぐと、何となく「夏の白山」のにおいがするんですよねー。

(あのハイマツっぽいにおい、わかる人はきっといるはず)



さあ今年も白山の季節がやってきました!

 

 

白山へ行こう

 

白山は、福井県と石川県にまたがる、日本百名山の一つです。富士山、立山とともに「日本三名山」にも数えられ、古くから信仰の対象とされてきました。

 

登山道はとてもきれいに整備されており、初心者から経験者まで多くのハイカーに親しまれています。

高山植物が咲き誇る夏の眺めや、紅葉に彩られる秋の景観は特に人気が高く、訪れる人々を魅了します。山頂からは、北アルプスをはじめとする雄大な山々や、日本海まで見渡すことができます。

自然の美しさと、そこに息づく歴史や文化を感じられる白山福井や石川など、地元の人々にとって特別な存在であり多くの人々に愛され続けています。

 

(南竜馬場野営場・サイコーのテント場!)

 


福井・北陸の地元ハイカーはもちろん、全国・世界中のみなさんに登って頂きたい山です。

ぜひこの夏は(も)白山へ行きましょう!

 


白山と泰澄の歴史

 

福井・北陸のハイカーにはぜひ知って欲しい、白山と泰澄の歴史について。
(少しマニアックな内容です。)



今から1300年ほど前の奈良時代。越前国(現在の福井県)出身の泰澄(たいちょう)という、すごいお坊さんがいました。

神々しい白山の姿に特別な力を感じてた泰澄は、夜な夜な"福井市麻生津"から西に向かって走り"越知山"へ登りそして帰る、という厳しい修行を毎晩のように重ねていました。

(麻生津・泰澄寺の案内板)

 

そしてある時、勝山市の平泉寺白山神社から未踏の白山を目指していくつもの山を越え、ついにその険しい頂上へと足を踏み入れました。

これが、白山が開かれた始まりと言われています。当時の山登りは、今とは比べ物にならないくらい大変で、命がけの挑戦。

泰澄は、自分の強い信仰心と精神力で、この厳しい自然を乗り越え、白山を「人々を救う聖なる山」としてこの山を開きました。

(苔寺でも知られる平泉寺白山神社、越前禅定道の起点)

 

 

泰澄が開いた白山は、やがて「白山信仰」として日本中に広まり、たくさんの人がその恩恵を求めて白山を目指しました。

平泉寺白山神社は、まさに当時の人々が白山への信仰を深めた大切な場所。

泰澄が白山を開く拠点とした地であり、福井と白山を結ぶ歴史が色濃く残る場所です。な。

私たちハイカーが白山に向かう途中に立ち寄ると、当時の人々の熱い思いを感じられるはず。

 

 

そして江戸時代には観光登山としても登られるようになり、本格的な整備が進みます。

私たちが今、整備された登山道を歩き、美しい景色を楽しみながら白山に登れるのは、泰澄が道を切り開き、多くの先人たちが大切に守り続けてきたおかげです。

 

 

■歴史をより深く知りたい方は、ぜひ行ってみて!

泰澄寺

白山平泉寺歴史探遊館 まほろば


 

美しい白山

 

春、雪が残る白山を地元の山から遠く眺める「そろそろ白山の季節だ!」と心が躍ります。

(4月・鯖江市三床山から白山を望む)

 

 

夏になると、白山は高山植物の花畑に変わります。お花畑の中を歩くのはまるで夢のよう。山頂で見るご来光は、きっと忘れられない感動になります。
(夏山シーズンに行われる万歳三唱は是非一度体験してみてほしい)

(8月・山頂から見るご来光)

 

 

秋は、山全体が赤や黄色に色づき、息をのむほど美しいです。紅葉の中を歩くのは、まるで絵の中を歩いているような気分。空気が澄んでいるこの時期も最高に気持ちがいいですよ。

(10月・弥陀ヶ原)

 

 

冬の白山は、真っ白な雪に覆われて静かな美しさを見せます。次の春に向けて、山も静かに休んでいるよう。

(2月・加越国境から白山を望む)

 

 

1年を通して、圧倒的な美しさを誇る白山。

みなさんも、登りたくなってきませんか?笑

 

 

あなたの白山登山デビュー応援します

 


当店では、初めて夏の白山を目指す方を対象に以下の取組を行っております。

 


・白山登山講習会の開催 (今年は6/21土開催)

・オリジナルマップやギアリスト、パンフレットの配布

・シューズやバックパックやウェアなど、装備の相談

 

皆さまのレベル感に合わせたご提案をさせていただきます。


まずはぜひお気軽に店頭にてご相談ください!


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参加費無料!
白山登山講習会のご案内