Burney、Chester、Beldenという街を経由して、
今はQuincyという街まで辿り着きました。
怪我した足は快方に向かっていて、
今は歩くことを問題なく継続できています。
この旅の最終目的地Sierra Cityまで、
いよいよ残り100kmほどに迫りました。

2週間前に降り積もった雪も今は溶けていて、トレイルもかなり歩きやすくなっています。
しかし明後日は一日雨予報。
山間部は雪の予報が出ているので、
また雪が降るかもしれません。
ですが帰国のフライトまで、残り10日。
もうあまり時間に猶予がありません。
通常なら雨雪はなるべく避けて行動しているのですが、今回は悪天候を覚悟して停滞も想定しつつ、最後まで歩き抜くつもりです。
今回歩いた前半のセクションではBurney周辺の紅葉が綺麗だったり、Burney Fallsという大滝やSubway Caveという溶岩洞窟探検をしました。
Chester周辺では温泉が沸き立つBoiling Spring Lakeという湖など、Beldenでは終わらないんじゃないかという激登りに苦しんだりと、今回は見所盛り沢山のトレイルでした。
後半のセクションは前半とは大きく変わり、山火事のエリアが続きました。焼け焦げた木々の森が広がり、焼け倒れた倒木、焼失したトレイルに棘のある植物が生い茂るという苦難の道です。
この荒れ果ててしまった山域が元通りに再生するには、恐らく50〜100年くらいはかかるだろうと地元の人は言います。山火事の主要因はカリフォルニア特有の雨の降らない雷によるものだそうです。
地元の人曰く「これは誰にもコントロールする事は出来ない。自然の摂理だ」と言っていました。
しかしハイカーがトレイルを楽しく歩けているのは、整備してくれる人等がいるから。その事に対する感謝をひしひしと感じさせてくれる道のりでもあります。
ゴールまで残り約100km。
ついに最後のリサプライを終えました。
この先も最後の一歩まで楽しんで、
トレイルを存分に味わい尽くして帰ります。
MJでした。



































