MJです。
ついに砂漠セクションを抜けてKennedy Meadowsに到着しました!!
Kennedy Meadowsはこの先に500km程続くシエラネバダ山脈に向けて、多くのハイカーが羽を休めるオアシスです。

つい昨日まで汗と砂にまみれてトレイルを歩いていたのが嘘の様に、今は仲間とビール片手にリラックスしたり、朝食の馬鹿でかいパンケーキと格闘したりしているのはとても不思議な感覚ですが、とりあえず気分は最高です🍺


※パンケーキ完食しました。


シエラネバダ山脈は多くのハイカーがPCTのハイライトの1つとして挙げる絶景が広がっています🏔️

またシエラネバダ山脈は水源も豊富にあり、今までより水の補給が簡単になります。
必然的に水を背負う量は少なくなるのですが、街から街のアクセスは今までよりも遠くなるので携帯する食料が増えます。

さらにベアキャニスター*が必要になる為、結果的に背負う重さはそこまで変わらないというか個人的には増えたのではないかと思います…。
(しかし砂漠が終わって本当に良かった…🫠)

*ベアキャニスター…人間の食料を熊が食べることを防ぐために使用する丈夫な入れ物。PCTの一部区間では食料はこれに入れての携行が必須とされている。重さが1kgほどあり重い。



ここまで700mile(約1,120km)を37日間で歩いて来ました。
思ったより時間がかかったなと思うのですが、全長4,260kmの約4分の1まで何とか無事に歩いて来れたことがひとまず嬉しく思います🤲

最近では1日に歩ける距離も徐々に長くなり、特に荷物が少なくなるセクション後半では下りを走れる様になりました🏃➡️

その甲斐あってか起伏のあるセクションでも1日32mile(約50km)を歩く日も出て来ており、体力の成長も実感する今日この頃です。



今回のセクションでは前半後半で、砂漠から高山帯へと環境、景色が大きく変わりました。
歩みを進めるにつれて、今までのワイルドな砂漠の風景から、木々の緑と岩の白さが際立つ高山帯へと変化していくのがとても印象的です。

水量豊かに流れる川を見た時に「ああ、ついに砂漠が終わったんだな」となんだか感慨深い気持ちになりました。

今後のセクションではさらに標高を上げて行き、PCTの最高地点である約4,000mまで登り詰めます。
また美しい景色が続き人気の高いJMT(ジョンミューアトレイル)というトレイルや、アメリカ本土最高峰であるMt. Whitney(標高 4,421m)など見所の多いセクションが続きます。



美しい景色だけではなく、夜間は気温の冷え込みが厳しくなるのと、川の渡渉が続いたり、雪によって歩行が困難だったりと高山帯ゆえのリスクも増えます。

そんな、シエラネバダ山脈。
一体どんな景色が広がっているのか…!
非常にワクワクしております。

今はケネディメドウにて体を休めて、万全の状態でトレイルに戻ります。

MJでした!

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アメリカ西海岸縦断 4,265km

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