MJです。
アメリカの三大トレイルの1つ
「PCT」を歩いています。
PCTの全長は4,260kmある為、
持っていくギアは厳選を重ねて選んだ
まさにこだわりの一品。
そんなMJのこだわりの詰まったギアを紹介していこうというシリーズです。
第3回は4,260kmの旅の間、常に背面から旅を支えている相棒とも言える存在。
「バックパック編」です。
バックパックは山登り、ハイキングでは、よく"体の一部"と例えられるほど、旅の快適性を語る上では疎かに出来ない存在です。
そんな体の一部とも言えるバックパック選び。
お店にある全てのバックパックに重りを入れて、背負い心地を再確認する事から始めました。
その結果として、最も自分の体との一体感を得られたのが、この山と道の「ONE」というバックパックでした。
🎒
PCTで実際に背負って歩く事、約2ヶ月間。
日々感じているのは「軽さ、背負い心地、安定性。この3つのバランスに優れたバックパックだ」ということです。
まず軽さにおいては55Lで背面にフレーム入りという機能を持ちながら、680gという重量は非常に軽量です。
(背面長 45cm、ヒップベルト48cm)
背負い心地は背面に備えられたX字のカーボンフレームによって自在に変化します。
X字のカーボンフレームの末端と肩ベルト、腰ベルトの各4支点が繋がっている為、各ベルトのテンションを調整すると、肩、背中、胸、腰にかかる荷重の細かい調整が出来ます。
この仕様は個人的には非常に調子が良いいです。
腰荷重、肩荷重、それぞれの比率を変えることで、肩が疲れた際、腰が固定されて歩きにくさを感じる際など、その時々で1番調子の良い状態にフィッティングを調整出来ます。
🎒
安定性においてもフレームが良い仕事をしているなと感じます。
X字のカーボンフレームに荷重がかかると体を包み込むように湾曲してフィットします。
この状態はバックパックの縦、横の揺れを体が軸になりしっかりと抑えてくれる為、高い安定感が生まれます。
正にバックパックが体の一部のように感じる事が出来るので、バックパックの揺れによるストレスをほとんど感じません。
僕は実際に、トレイルの下りをこの状態で走っていますが、揺れをほとんど気にする事なく、下りに集中できています。
名前の由来を伺った訳ではないので、僕の推測でしかないのですが、
ONEという名前は、バックパックとそれを背負う人間が"1つになる"という意味も込められているのではないでしょうか。
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唯一デメリットを挙げるとすると、カーボンフレームの耐荷重が11kgと定められている事です。
これは山と道 公式サイトの商品紹介にも記載がありますが、カーボンフレームの耐荷重は11kgを目安としています。
その重量を超えての使用はカーボンフレームの破損に繋がるとのことです。
僕はロングトレイルの都合上、食料、水に余裕を持ったパッキングをせざるを得ない場合、
正直なところ15kgくらい入れて使用する事があります。
それで壊れてしまう事は今のところないのですが、15kgくらいのパッキングでの長時間歩行はやはり肩が痛くなってくる時があります。
しかしこの事象は耐荷重を超えての使用という事と、1日10時間以上の歩行という過酷な環境が合わさっての事であり、ベースウェイトを軽くすれば改善される事象だと思います。
むしろ15kg入れた状態で走る衝撃を加えても、未だに破損していないカーボンフレームの丈夫さに驚いています。
※耐荷重を超えての使用は非推奨です。あくまで自己責任での使用をお願いします🙏
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山と道 ONEは先述の通り、基本的には11kg以下の使用を前提としたULスタイルの長期縦走用バックパックです。
この耐荷重の制限があるという点を理解して、使いこなす事が出来れば、ロングトレイルやULスタイルの長期縦走には持ってこいのバックパックではないでしょうか。
ONEの魅力は書ききれないのですが、体格に合わせて背面長を5サイズ、腰ベルトを4サイズから選べます。
海外製のULバックパックだとサイズが合わないという方、ULバックパックにも高いフィット感を求めている方におすすめです。
THE GATE MOUNTAINにて取り扱いがあるので、気になる方は店頭で背負い心地を確かめてみてください。
MJでした。

MJのPCTギア紹介🇺🇸 〜バックパック編〜 『山と道 ONE』


アメリカ西海岸縦断 4,265km
当店スタッフ「MJ」がアメリカ3大ロングトレイル【パシフィック・クレスト・トレイル】を歩き切る一人旅。\\絶賛アメリカ縦断中!//