
どうも、THE GATE MOUNTAINスタッフのMJこと荒井です。
5月に入って、だいぶ春めいてきましたね。
福井の里山でも明るかった森に新緑が芽吹き春を感じるようになりました。
さて今日は福井県における自然歩道のお話です。
当店のInstagramをご覧いただいている方は、ちらっと見かけたこともあるかもしれません。
長距離自然歩道とは?

自然歩道とは、環境省が1970年代から現代まで、半世紀をかけて全国で整備した道です。1974年の東海自然歩道完成を経て2026年現在、日本全国で10の路線が整備されています。
僕も調べるまで詳しく知らなかったのですが、環境省資料によると発足当初から米国で長い歴史のあるアパラチアン・トレイルを視察していたり、アメリカのロングトレイル文化も発展に深く関わっているそうです。
ルートは山だけでなく、市街地や歴史的な趣のある場所などロードも多く含んでいます。
特に東日本大震災後、復興計画の1つとして再整備が進んだ「みちのく潮風トレイル(MCT)」には、1995 年にジョンミュア・トレイルを踏破、2005 年にはアパラチアントレイル 3500km を踏破した故加藤則芳氏が深く関わっていて、そんなMCTは今や日本で訪れるべき場所14選に選出されており、年間およそ3万人が訪れるほど注目を集めており、地域再生にも貢献しています。
1969 年1月、厚生省国立公園部は、東京から大阪までを国民が自らの足で歩いて行くことができる歩道「東海自然歩道」の構想を発表した。この構想の背景には、高度経済成長期の国土の急激な都市化、モータリゼーションの進行等に起因する社会的課題があった。
引用:環境省資料~長期自然歩道の半世紀~(著者:神田修二)https://www.env.go.jp/content/000039961.pdf
福井県の場合
出展:福井県 WEBサイトhttps://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shizen/trail/tyubu-zenntai.html
福井県にお住まいの方は御存知の通り、福井は嶺北と嶺南で文化や言葉が異なります。
古くは嶺北は越前国、嶺南は若狭国として、別の地域で栄えたという歴史もあります。
それに習ってなのかは定かではありませんが、敦賀市を境界として嶺北側は中部北陸自然歩道、嶺南側は近畿自然歩道の2路線が福井を貫くように沿線しています。
それぞれ中部北陸区間でおよそ150km、近畿区間で130kmあり、全長はおよそ300km程度だと予測しています。
■北陸自然歩道
越前エリアに縦断しており、永平寺や東尋坊の景勝地、文殊山や日野山などの里山も多く通ります。豊かな山と歴史文化を感じられる道。
■近畿自然歩道
若狭エリアを横断しており、三方五湖や日本海・リアス式海岸を歩く水辺のルートで、水と自然の造形美を感じられる道。
越山若水トレイルと名付けました
環境省が整備した県内の2つの長距離自然歩道の地図を眺めていると
「繋いで歩いたら楽しそう」に見えてきませんか?
THE GATE MOUNTAINでは長距離自然歩道をベースにした
福井のロングトレイルを「越山若水トレイル(仮)」として発信していきたいと思っています。
(東北で再整備された「みちのく潮風トレイル」もこの自然歩道をベースに再整備されたロングトレイルです)

越山若水トレイル、マップ作成中!
福井県における自然歩道の現状
魅力的な自然歩道なのですが、課題もあります。
福井県の場合はこの長距離自然歩道、2000年代初頭に整備が完了したのは良いものの、身の回りで歩ききった、もしくは歩いたことの有るという人たちの情報が無いに等しいのです。
整備完了からもう少しで30年の時が経つため、歩いた人が少なければ当然、道は荒れている可能性も大きいです。整備当初とは大きく様相が変わってしまった場所もあるでしょう。
もちろん沿線の多くは僕たちが足の運んだことのある里山が多く、山単位、セクション単位で見たときは、歩くイメージが出来る箇所も多いのです。
しかしそれらを繋げて線で全体を見ていくと、未知の部分の方が多いでしょう。
果たしてそれらの箇所はどうなっているのか。
気になりませんか?僕たちは考えるとワクワクしてきます。
実際に歩いてみよう!

そんな未知のトレイルに目がない僕たちトレイルジャンキーこと荒井と店長山本は実際に自分たちで歩いてみることにしました。
しかし全長300kmあるためスルーハイクには急いでも10日間はかかります。
仕事をしながらの実現はなかなかタイミングが難しいので、嶺北、嶺南を2人で分担して調査することにしました。
そしてこのトレイル、よくよく地図を見ていくと沿線の多くが電車やバスの路線が並行しており、部分毎に歩いていくセクションハイクがしやすいのです。
ひとまず下記の日程で僕たちは調査します。
調査結果はまた後日、ブログやYoutubeでお伝えしていきます。
越山若水トレイル(仮)調査日程
2026年5月18~21日 → 嶺南セクションスルーハイク(荒井)
2026年5月中旬以降 → 嶺北未踏区間のセクションハイク(山本)
歩いてみるまで、どんなトレイルが続いているのか僕たちも分かりません。
きっと思わぬ景色や人との出会い、アクシデントもあるでしょう。
しかしこれは冒険の旅なのです。そういったアクシデントも含めてのロングトレイルではないでしょうか。
上記日程に関わらず調査にご協力いただける方が居ましたら、お気軽にご連絡ください。
もし皆様の身近な方でスルーハイクした事がある、またはセクションでも一部区間を歩いたことのあるという方もぜひ情報提供お待ちしています。

(参考サイト)
https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/pick-up/long-trail/chu_hoku/ (中部北陸自然歩道)
https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/pick-up/long-trail/kinki/ (近畿自然歩道)


コメント
インスタを見てこちらのブログを読ませていただkました。
仕事で福井県の観光にも少し関わらせていただいております。
北陸新幹線が敦賀まで繋がり、県が恐竜を全面に押し出してPRをしましたが、福井県の認知度も、観光流入数も最下位争いです。
その中で成功していると言えるのはふくい桜マラソンだと思います。
コアなファン層を呼び込むことがまず必要なのだと感じます。
今回の越山若水ロングトレイル構想はしっかり整備でき、情報発信できれば凄いことになるのではって感じました。
福井県全域を巡るため、れきし、文化、自然、食など様々なものに触れ、知ってもらえること、複数日必要なため滞在型で立ち寄ってもらえることがあげられます。
私も登山が趣味なので、タイミングが合えば一緒にコースの下見をするなど協力できればと思います。